意図的に超集中状態(ゾーン)に入るにはどうすれば良いのか考えてみた

集中(グラス)

君は「ゾーン」という言葉を知っているか?

 

過去、少年ジャンプで連載されていたバスケ漫画「黒子のバスケ」を読んでいた人はよくご存知だと思うのですが、スポーツの世界では、最高のパフォーマンスを発揮できる精神状態のことを「ゾーン」と言います。

余計な思考や感情、周囲の風景や音などが完全に意識の外に消えて、自分が行なっている作業に完璧に没頭している超集中状態ですね。

 

本当かどうかは分かりませんが、例えばプロ野球選手がゾーンに入った時にはピッチャーが投げた高速のストレートがゆっくり動いて見えるとまで言われています。

そして、ゾーンはスポーツの世界だけではなく、仕事や勉強など、日常生活の中でも起こりうる現象です。

継続したトレーニングやゾーンという状態への理解、行っている作業に対する意識の仕方などで、ある程度狙ってゾーン状態に入ることも可能だと言われています。

 

今回は、

「そもそもゾーンなんて一般人に再現可能な現象なのか?」
「可能だとすれば、狙ってゾーンに入ることも出来るのか?」
「どんなことにでも、ゾーンは利用できるのか?」

などについて考察していきたいと思います。

 

その1 集中状態(フロー)と超集中状態(ゾーン)

集中

まず、「ゾーンとはどういう状態なのか?」ということについて、もう少し詳しく考えていこうと思います。

 

スポーツドクターの辻秀一氏は、超集中状態(ゾーン)に入る前に、まずは集中状態(フロー)になる必要があると言っています。「フロー」とは俗にいう「流れに乗っている」状態であり、集中力が高まって活動に没頭している状態のことです。

そして、そのフロー状態から1つ集中のギアを上げた状態、つまり極限まで超集中している状態をゾーンと呼びます。

また基本的には、ある程度長い時間維持可能なフロー状態と異なり、ゾーン状態は短時間しか保たないと考えられているようです。

 

ここまで読んでもらえれば分かる通り、フローやゾーンといった現象は客観的に判断できる指標があるわけではなく、主観的に決められるものだということです。ゆえに、フローとゾーンに明確な定義や境目はなく、ある意味では自身が「これはゾーンに入ったな」と思えば、それは正しいと言えるのかもしれません。

そう考えた時、僕は恐らく誰にでもフローやゾーンに入った経験があるのではないかな、と思いました。

自身の経験を振り返る限り、集中状態というのは日常生活のどこにでも転がっているからです。

 

その2 誰でも経験があるフロー状態

テレビゲーム

「ゲームは1時間ごとに5分間休憩を取るようにしましょう」

これは、誰でも一度は聞いたことがある言葉だと思います。ソフトの種類によっては、ゲーム画面内に表示されることもあります。

 

では、なぜこんなことをわざわざ言う必要があるのでしょうか?

それは簡単です。

ゲームにハマりすぎると何時間でも続けてしまう可能性があるからです。休憩することも、時間すら忘れて没頭する。

僕はこれこそいわゆるフロー状態だと思うんです。

 

別にゲームに限った話ではありません。漫画でも、映画でも、スポーツでもなんでもいいです。

自分が好きなことをやっている時って、時間が経つのが凄く早く感じます。

「あれ?いつの間にかこんなに時間が経ってる」

と、驚いた経験がある方も多いのではないでしょうか。

 

考えてみれば当たり前の話です。好きなことをすれば、誰でも熱中や没頭してしまいますよね。

つまり、好きなことでフロー状態に入るのは凄く簡単なんです。

 

となると問題は1つです。

「どうやって嫌いなことで、集中状態(フロー)に入るのか?」と言うことになります。

 

その3 嫌いなことでどうやってフロー状態に入るのか?

勉強

まず、前提として僕は「嫌いなことでは集中状態に入ることはできない」と思っています。

それは当然の話で、自分のやりたくないことや苦手と考えていることで、そもそも集中なんてできるわけないんですよね。「自分の心に蓋をして、我慢して頑張る」なんて言葉にすれば簡単ですが、実際すごく大変です。

 

なら、どうするのか?

一番簡単なのは、嫌いを好きに変える努力をすることだと思います。

仕事に集中したいのであれば、仕事を好きになる。勉強に集中したいのであれば、勉強を好きになる。

そして、物事を好きになるためには、人から指示されてやるのではなく、自分の意思で始めることが大切です。

 

先ほどの話に戻りますが、ゲームを親から言われて無理やりやらされている人っていないですよね。全て自分の意思で、自分が遊びたいからやっているわけです。漫画にしても、映画にしても同じです。読みたいから読む、見たいから見る。

逆に、興味のない漫画や映画を集中して見れる人なんて、そんなに多くはないと思います。

 

仕事や勉強も同じです。

嫌だけど続けている仕事では集中できなくて当たり前だし、仕方なくやっている勉強で集中できないのは当然です。

フロー状態になりたいのであれば、まずは嫌いなことに興味を持ち、率先して好きになる努力をする。前向きな気持ちこそが、集中を促してくれるのだと思います。

 

その4 実用性のないゾーンは諦めて、フロー状態の維持を目指すのが現実的である!

解放

これまでゾーン状態に入る前段階として、狙ってフロー状態になる方法について考えてきました。

けれど実際のところ、日常生活の中でゾーンという状態は、そもそも必要なのでしょうか?

スポーツなどの、刹那の判断が勝敗を分ける真剣勝負の場と違って、日常生活の中で必要なのは短期的な超集中よりも、長期的な集中です。「ゾーン」という状態はカッコよくて魅力的ではありますが、現実的にはフロー状態を維持する方が大事なのは間違いありません。

 

では「仕事や勉強にフロー状態を利用するには、一体どうすればいいのか?」ということについて、大きく3つに分けて考えていきます。

 

その1 できる限り綿密に、作業の全体像について理解しておくこと

闇雲に作業を進めるのではなく、最初に始まりと終わりをしっかりと決めて、全体像を把握した上で作業に取り掛かるべきです。進むべき作業の方向性が見えていなければ、途中で迷いが生じるたびに集中が途切れてしまいます。

山に登る際に、事前に何の準備もせずに出発するのは危険だという考え方と同じです。

必要なものや登頂のルートについて十分下調べしておけば、迷うことなく行動出来ます。余計なことに気を逸らされることなく、作業に集中出来る環境を用意してあげるようにしましょう!

 

その2 ストレスなく集中できるように、作業を単純化すること

どういうことか、例を挙げて説明してみたいと思います。

全国的に展開されている、KUMONという学習塾があります。僕も子供の頃習っていたのですが、KUMONには有名な「公文式数学」という学習法があるんです。

内容は、とにかく簡単な計算問題を素早く大量に解かせるんですね。KUMONを習ってた方なら分かると思うんですが、これがメチャメチャ集中できます!

 

1つ1つの問題の解法は理解できているので、詰まる所がないんです。

つまり、思考を中断することなく延々と進めていける。そして正答率が高ければ、1つ問題の難度を上げて、再び素早く大量に解いていくという作業を繰り返す。そうする内に、どんどん難しい問題も速く確実に解けるようになってくるという仕組みですね。

なので複雑な作業だったとしても、出来る限り一つ一つがシンプルな単純作業になるように、バラしてから進めていくことがフロー状態を維持するコツなのかなと思います。

 

その3 作業中目移りすることのないように、余計なものは省いておくこと

これはまあ、当たり前ではあるんですが、作業に集中してても物理的に中断されたら何の意味もありません。

例えばLINE通知だったり、電話着信だったりですね。

作業だけに集中できるように、余計なものは全て省いておくことが大切です。また、すぐに時計を確認するクセも集中するのに邪魔になりがちです。時間が気になるのは集中してない証です。

「1時間以内にこの作業を絶対に終わらせる!」

みたいに、自分を追い込むためにあえてギリギリの時間制限でも設けない限りは、あまり時間は確認しすぎない方がいいと思います!

 

まとめ

今回、もともとは「ゾーン」について考えようとしていたわけですが、結果としてフローの方が話の中心となってしまいました。

けれど、結局フローもゾーンも捉え方次第ですし、カッコつけた言い方をしなければ、どちらもただの「集中」です。

これまでの人生で一度も集中したことがない人なんて絶対にいないと思いますし、そう考えると誰しもがゾーン状態を経験したことがあると言えるのかもしれません。

好きなことや得意なことで集中するのは、言うまでもありませんがすごく簡単です。なので、嫌いなことや苦手なことを少しでも減らして、何にでも興味を持つように心掛けることが大事なのだと思います!

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